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2021.12.04 06:45

〔米株式〕NYダウ反落、59ドル安=オミクロン株感染拡大を嫌気(3日)

 【ニューヨーク時事】週末3日のニューヨーク株式相場は、新型コロナウイルスの変異株「オミクロン株」の感染が世界各地に拡大していることが嫌気され、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前日終値比59.71ドル安の3万4580.08ドルで終了。ハイテク株中心のナスダック総合指数は295.85ポイント安の1万5085.47で引けた。

 ニューヨーク証券取引所の出来高は前日比1605万株減の11億9714万株。

 オミクロン株はアフリカ南部で11月に初めて確認されて以降、米欧や中東、日本を含むアジアなど世界各地に拡散。これまで変異株の主流だったデルタ株より感染力が強いとの見方もある。投資家の間で神経質なムードが高まっており、金融市場では総じて不安定な値動きが続いている。

 米労働省が朝方発表した11月の雇用統計は、非農業部門の就業者数が前月比21万人増と、伸びは前月(54万6000人増)から大きく鈍化。市場予想(55万人増)を下回った。これを受け、米利上げ前倒しへの警戒感は幾分後退し、ダウは高寄り後、一時160ドル超高を付けた。

 ただ、失業率は4.2%(前月4.6%)に改善しており、その後は雇用統計の堅調な側面が重視された。また、米サプライ管理協会(ISM)が発表した11月のサービス業購買担当者景況指数(PMI)は69.1と、過去最高だった前月(66.7)から上昇。予想(65.0)も上回ったことで、早期利上げへの警戒感が再燃し、株価は売り圧力に押された。

 米債券市場では、オミクロン株をめぐる警戒感などを背景に安全資産とされる債券が買われ、長期金利が急低下。利ざや縮小懸念から銀行株が売り込まれた。

 業種別では、一般消費財とIT、金融が特に軟調。エネルギーや不動産も売られた。一方、必需品や公益、ヘルスケアは上昇した。

 個別銘柄(暫定値)では、マイクロソフトが2.0%安、ボーイングが1.9%安、JPモルガン・チェースが1.8%安、アップルが1.2%安、セールスフォース・ドットコムが1.1%安。一方、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスが4.3%高、プロクター・アンド・ギャンブル(P&G)が1.8%高、IBMが1.7%高、ウォルマートが1.5%高だった。

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